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10「何故一言、言ってくれなかったの………。」

 

泣きながら姉は妹からの電話を切った。

 

 

妹は姉の承諾を受けずに

 

父親を養老院に入れたからである。

 

 

二人姉妹は両親に優しく育てられ、

 

姉は長男の家に嫁いだので、

 

妹が婿養子を取り、跡を継いだ。

 

電話を切って間もなく、

 

仕事もせずブラブラしていた姉の息子長男が、

 

みずから仕事を探し安定した定職に就いた。

 

 

何故?

 


実は養老院に入れられた父親は親を嫌い

 

家を出た長男だから、

 

寂しい人生を送らなければならないからである。

 


だが父親の実家も同じことが起きていた。

 

父親の実家は弟二男が跡を継いでいたが、

 

弟二男には二人息子がいて、

 

やはり上の息子は親を嫌って出てしまっていた。

 



弟二男である父親は下の息子夫婦と住んでいたが、

 

これで収まることがなかった。

 

結局実家を継いだ下の息子の長男は家出してしまった。

 

長男が家を出てしまうと

 

何代も長男が跡を継げないのは、

 

先祖供養や墓参りの負担を背負ってしまっているから。

 

だが先祖供養と親孝行の壁は厚い‥‥。

 

 

誰にも罪はないが、

 

すべてが親に孝行を押しつけた結果であり、

 

命の絆の法則を理解すれば

 

何も起きないであろうに…………。

 

 

親が気に入ると気に入らないで差別し、

好きと嫌いで判断し、

親孝行者と親不孝者に分け隔て

親の勝手を通した為に不幸が起きてしまった。

 

どんな場合でも長男を親の勝手で

出してはいけないのである。

 

兄弟姉妹の先祖の元は長男夫婦であり 

 

長男夫婦の先祖の元は両親であり 

 

両親の先祖の元は長男夫婦である。

 

 

親に受けた恩を長男夫婦に返すことが誠の恩返しである。

 

 





















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【2016/10/07 05:31 】
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