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お父さん兄嫁さんに謝っての冊子の中から抜粋しました。


 

供養ではなく子供を守り


子々孫々することが誠の供養だと


知ってもらいために書きました


10、お寺は寺社奉行から何の権限を与えられたのか。


江戸時代がどこの国を比較しても犯罪が少なかった理由は、


寺社奉行がお宮とお寺に


それぞれの権限を与えたからである。


お宮は先に書いたように


村民を一致団結させてお祭りを盛大にし、


年貢であるお米を無事に納めることができるように、


五穀豊穣の祈年祭や夏祭り、


秋祭りや新嘗祭で活気を出させた。

 


お寺は何を与えられたのか? 


それは通行手形を書く役目をお寺に権限を与えた。


なぜそれだけで犯罪が少なかったのか? 


それはお寺には村人の先祖が祀られているからだが、


今の社会では意味が分からないと思われるが、


無理に法を強化しなくても、


自然に犯罪が治まってきたのは事実である。


昔は〔遠い親戚よりも近くの他人〕を重要視していたからで、


村人同士の絆が強く結ばれているのを、


寺社奉行は理解していたからである。


例えば、江戸から上方に商談や湯治場の療養や参拝に


出掛けたりするのに、「入り鉄砲出女」を防ぐために、


必ず関所を通らなければならず、


そのために通行手形が必要になるからだ。


通行手形がなければ、まかり通ることができないので、


旅に出掛ける村人は、寺社奉行ではなく、


お寺に行って書いてもらった。


お寺の住職は、必要な目的と街道と日付を明確に書き、


最後にお寺名を書き記すことができた。


前にも書いたようにお寺には先祖が祀られていて、


「先祖に恥をかかせたくないように」


「親の恩に報いるために」


「お隣さんや村人に恥をかかせないように」


という気配りがあり、素行良く旅をした。


旅に出掛けるときは、


道祖神やお地蔵さまや神社仏閣の前で


「この村の悪口を言いません」と誓い、


他の村を通るときは


「この村に世間の悪評や不評を持ち込みません」


と思う意識で道中を旅した。


素行良く旅をすれば、村の評判が良くなり、


お寺に祀られている先祖に恥を欠かせないし、


お寺の名が上がり、他の村人が通行しても、


関所で必要以上に調べられないから、


すんなり通ることができる訳で、


お寺の名を盛り上げることで、村が安泰になるし、


村人もお互いを無言で守り合うことができたから、


こぞってお寺を守っていた。


またお寺には村人の過去帳が保管されているので、


寺社奉行は村の人口も把握できて一石二鳥。

 



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【2017/06/11 08:04 】
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